合同会社やさしい様
2021年5月25日
合同会社やさしい 代表の野田直裕さん。社名が表すようにおだやかで物腰の柔らかい方です。野田さんは、愛知県の半田・常滑・武豊地区で古い戸建て住宅をリフォームした精神障がい者グループホーム「ぬくもりのさと」の運営をされています。野田さんは以前、不動産の管理をされていましたが、増え続ける「空き家」や同じく増加している「うつ」を患う人たちを目の当たりにし、50歳を目前にして障がい者グループホーム事業を始めました。空き家は放置すると犯罪を助長したり景観を損ねたりするといった悪影響を及ぼすので空き家の活用はとても意義のあることです。
2016年に施行された障がい者差別解消法も手伝ってこうした事業を実現することができたそうですが、空き家問題、障がい者受入、福祉といった課題を同時に解決させていくのは画期的である反面、乗り越えなければならないハードルもたくさんあります。
グループホーム「ぬくもりのさと」には精神を患った方たちが入居されていて、野田さんは生活のサポートをスタッフとともに行っています。そうしたなかで一番苦心されているのはスタッフの確保とのことです。スタッフを採用するときには何よりもまず人柄で判断し、そして採用したスタッフが辞めないように、スタッフにも「やさしい」職場、働きやすい環境づくりに注力されています。
野田さんは朝と夕方にグループホームを巡回するので、そのときにワークスーツを着用します。動きやすさだけでなく、毎日洗濯できることとJIS制電で微粒子を寄せ付けにくいことが感染防止の観点からも気に入っているポイントとのことです。
(写真はモデルルームを紹介される野田さんです。柔らかい雰囲気の畳の部屋にぬくもりを感じます。)
また、オンラインショップには体型とサイズがわかるページがあったのでそれを見て自分に合うサイズを選べたのも良いとの嬉しいコメントをいただきました。
今後は福祉ビレッジの構想もあるようですが、まさに現代が抱える社会問題の解決のために、ARMSワークスーツを着こなしてこれからもご活躍されることを願っています。
取材協力 : 合同会社やさしい
http://yasashii.firststepkaihatsu.com